この記事を読むと、
- バレーボールのラリーポイント制について理解できる
- バレーボールのサイドアウト制について理解できる
などの効果が期待できます。
最近親とバレーボールを観たときに、「昔と違って試合の進行が早くなった」とか「流れが変わり易い」などと聞かれることがありました。
「年々バレーの技術も進展し、テンポが上がってきているからじゃないか」と答えましたが、実は根本的に違っていたのです。
時代と共に技術の進展もあればルールの改正も行われてきています。
今回はバレーボールのルールの根本である”サイドアウト制”と”ラリーポイント制”の違いについて紹介していきます。
現在では主流となっているラリーポイント制ですが、昔はサイドアウト制が採用されていました。
ここでしっかりと学び、違いの分かる人間になりましょう!
バレーボールのルール改正
「いつからルールが変わったの?」と分からない人も多いのではないでしょうか。
現在取り入れられているラリーポイント制が導入されたのは1999年になります。
このルールの導入により、各チームで攻撃のスタイルに大きな変化がありました。
先ずは、サイドアウト制とラリーポイント制のルールについて紹介していきます。
サイドアウト制
1999年以前ではサイドアウト制が採用されていました。
サイドアウト制とは、サーブ権を持ったチームがラリーに勝った時にのみ得点が入るというルールになります。
つまり、連続得点した場合でしか得点が入らないというものでした。
ご想像できるように、中々試合の得点が入らず試合時間も長くなるというのが特徴です。
この時の主流となる戦い方は、粘って守り勝つと言ったスタイルでした。
サーブ権を渡さない限り得点が入らないため、サーブ権を得ているチームとしては得点を奪うことよりもミスをせずに戦う保守的な考えが多かったようです。
過去にバレーボールが日本のお家芸と言われていた時代はサイドアウト制の頃であり、海外の選手と比べて平均身長が低い日本にとっては、守り勝つといったスタイルがマッチしていたのかなと感じます。
しかし、サイドアウト制では試合時間が自然と長くなってしまうため選手の体への負担が大きく、選手生命が短かったというのも事実になります。
ラリーポイント制
1999年に導入されたラリーポイント制とは、今のバレーボールの主流となっているルールです。
ラリーポイント制のルールは非常にシンプルであり、ラリーを制したチームに得点が入るというものです。
このルール改正により、”保守的な守り勝つバレー”から”積極的な攻め勝つバレー”へと戦うスタイルが変わっていきました。
試合展開もサイドアウト制と比較しては早くなったため、テレビ中継などもされやすくなりました。
この結果、どのようにして得点を取るのかという貪欲な姿勢から様々な攻撃が生まれ、バレー技術の進展に大きく関わってきたのかなと個人的には感じています。
まとめ
今回はバレーボールのルール改正に伴う、サイドアウト制とラリーポイント制について紹介させて頂きました。
一昔前に採用されていたのがサイドアウト制で、現在採用されているのがラリーポイント制です。
ルール変更に伴い、各チームでの試合展開が攻撃的になったというのが特徴的です。
ラリーポイント制になり相手へ得点を与えないようにする保守的な考え方から、どうやったら得点を取れるのかといった攻撃的な意識へと変わってきました。
また、番狂わせが起こりやすくなったという事もあり、見ている側としてもワクワク感が増えたのも嬉しいですね。
バレーボールのルール改正に伴い、得点への積極性が全世界共通で促進されて結果が今のバレーボールの進化に繋がってきていると感じています。
こうやれば勝てるという方法はなく、常に情報のアップデートが必要となってきています。
また、日本が世界のトップに立つ時代が来ることを信じ、応援していきましょう!
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以上になります。