『ハイキュー!!』は主人公・日向翔陽をはじめとした熱き青春を描く大人気漫画です。バレーボールを通して彼らの成長する姿や姿勢は、多くの人が参考にしてみたり心に残っていると思います。
そこで今回は、『ハイキュー!!』の名言・名台詞をご紹介していきます!
年度が変わり各チームの指導者やリーダとなりチームを率い始めた人たちも多いのではないでしょうか?そんな人たちに向け名言をピックアップしました。言葉には人を勇気づける力が込められています。積極的に勇気づけて選手の力を伸ばしていってください。
指導者として生徒に刺さる名言を知りたい
指導者になったけど、指導者側として生徒にどんな言葉をかけてあげればよいか分からない。バレーボールに関しては未経験なので何を話してあげればいいのかわからないと困惑している人もいるのではないでしょうか?
生徒たちも自ら考えて行動する思考力が無く、指導者の教えをもらいたいと思っている人が多いはず。
そんな方にオススメしたい、ハイキューの中の先生(指導者)が発した生徒たちの心に刺さる名言を紹介していきます。
武田一徹(烏野高校監督)
「負けは弱さの証明ですか? 君たちにとって負けは試練なんじゃないですか? 地に這いつくばった後、また立って歩けるかという。 君たちがそこに這いつくばったままならば、 それこそが弱さの証明です」
負けを自分の糧にできる人がどんどん成長していきます。バレーボールスポーツに限らず、トッププレーヤーの多くは、一度負けを経験しそこから這い上がってトップまで上り詰めている人がほとんどです。
「みなさんはここにいるチームの中で一番弱いですね。どのチームも公式戦で当たったらとても厄介な相手。彼らをただの敵と見るのか、それとも技を吸収すべき師と見るのか。君たちが弱いということは伸び代あるということ。こんな楽しみなことはないでしょう」
現状の捉え方を変えることの大切さを教えてもらえますね。何事に対してもポジティブに捉えられるようになると成長速度はぐんと加速していきます。
遠きに行くには必ず近きよりす。何かを成すには一歩一歩順を追って進まねばならない
近道をしたがるのが人間の本能ですよね。近道や楽をすると必ずどこかでしっぺ返しがきます。自分の限界を少しずつ超えていくことが、最終的に自分を高みへと導いてくれる。
猫又育史(音駒高校監督)
強い強いスパイクを打てる方が勝つんじゃない ボールを落とした方が負けるんだ
バレーボールの花形は強烈なスパイクを打ち込むことですが、得点を取ることだけがバレーボールではなく、ボールを落とさないスポーツだということを教えてくれます。スパイクは注目されやすいですが、守備があってからの攻撃に移れる。ここが出来ていないと攻撃に移れないし、攻撃が出来ないと相手にチャンスを与え続けるだけになってしまいます。
変化を求めないものには進化もない
常に変化を追い求めないとレベルアップはない。技術を身に付ける単に繰り返し反復練習をするのはOK。ただし、習得後は次へのチャレンジをし続けることが次へのステップアップにつながっていきます。
一番無意味なのはただやること
考えてやってみて失敗するはありだよ
単純に言われたことをやるだけになっていませんか?大切なのは仮説を立て実践、その結果から次の仮説を立て、検証をするというサイクルを繰り返してトライしてみること。
上手い選手は皆プレーの中に”考える”という思考回路が入っています。是非普段の練習から考えてプレしてみてください。
鷲匠鍛治(白鳥沢学園高校監督)
「俺たちに 体格の代わりに与えられてものこそ その飢えなんだよ」
一般的に身長が高い人が有利とされるのがバレーボール。ただし、身長が高い人だけがやるスポーツではありません。身長という有利な武器を持っていない選手が大切にして欲しいのが”飢え”という名の貪欲さです。
身長が低い分その他のプレーで圧倒することが大切で、自分の技術力向上のためにとことん突き詰めていってほしいという気持ちを伝えてあげましょう。
「普段と違うということは それだけで貴重な刺激だ 盗めるものは盗み高め合え」
普段のマンネリ化した中に新たな発見は少ないということ。練習試合や合宿など他のチームとの対戦の機会を学びの場として、他の選手の技術を参考にしてみると更なるレベルアップにつながっていきます。
「未来に発展も変革も無いと信じる理由は無いのである」
現状において最適と思われている戦略はずっと最適ではないということ。今に満足することなく常に新たな戦略・技術をを考え、挑戦していくことが大切だということを伝えてあげましょう。
鵜飼一繋(烏野高校前監督)
絶対勝てない勝負は無ぇし 絶対勝てる勝負も無ぇよ
絶対に勝てるという慢心は捨てること。逆もしかりで絶対に勝てない相手はいないということ。スタートの時点で諦めていては勝てる試合も勝てないし、相手の足元をすくうチャンスを逃してしまいます。勝つためにはできるプレーを淡々とこなしていくことが大切で、できない無茶なプレーへの憧れを捨てましょう。
鵜飼繋心(烏野高校コーチ)
「これが最後の一球 常にそう思って食らいつけ!! そうじゃなきゃ 今 疎かにした一球が試合で泣く一球になるぞ!!」
次があると思った時点で楽な方を選んでしまう人が多い。背水の陣で臨んでいる状況こそが本領を発揮できます。実際の試合でもあと一点と追い込まれたチームほど粘り強さ絶対に落とさないという粘り強さが出る展開になることが多いです。
常にそういった状況を想定して練習に取り組むことで、普段の練習の中でも本領を発揮でいきる自分を作ることができます。
「下を向くんじゃねぇぇぇぇぇ!!! バレーは 常に上を向くスポーツだ」
チームが負けている状況だと、選手は下を向くことが多いです。完全にチームの雰囲気が暗い状況。
そんな状況を一蹴する発言です。バレーは床にボールを落とさない競技。常にボールは上にあり下を向いていてはボールを見逃してしまいます。雰囲気が悪くなった時こそ、顔上げてボールを追いましょうと勇気づけてあげましょう。
キャプテンとしてメンバーに刺さる名言を知りたい
学生スポーツにおいてキャプテンは毎年変わっていきます。すなわちキャプテンをやるのは初めてという人も多い。そんな時どうやってチームを率いていけばよいか、こんな時にどうやってチームのメンバーに声をかければよいか分からないという人も多いのではないでしょうか。
今回はハイキューの中でのキャプテンの名言について紹介します。
キャプテンによって伝えることは様々。自分らしいキャプテン像を探し参考にしてみて下さい。
澤村大地(烏野高校キャプテン)
もしも、相手が絶対敵わないような強敵だとしても、勝とうとしなきゃ、勝てないよ
どんなスポーツにおいてもなんとなく試合をしてたら勝てましたということは少ないですよね。先ずは相手に対して萎縮せず挑戦する気持ちが大切です。強い気持ちを持ち続けるのも難しいことです。
勝つことだけじゃやなく新たな挑戦をすることに対しても同様です。何かを始めるのにやってみなきゃできないよ。
何事にもチャレンジしてみることの大切さを教えることができますよね。
及川徹(青葉城西高校キャプテン)
才能は開花させるもの、センスは磨くもの
スポーツで試合をすることで、とても才能だったりセンスを感じる選手と出会うことがありますよね。
しかし、どんな人も最初から才能・センスがあったという人はほんのわずかです。人の特徴は様々であるため、いろいろなことにチャレンジ、練習し自分の才能を見つけ開花させたという人が多いです。
元々自分が持っているセンスとはちっぽけなものです。自分の周りの人から学び盗んでいくことで磨かれていきます。
牛島若利(白鳥沢学園高校キャプテン)
見られることで俺達が弱くなることはない
自分たちの強さにゆるぎない自信がある台詞です。日本人特有の性格で控えめであったり自信が持てないという人が多いです。
技術の伸びしろや勝負の場で重要なのはメンタリティです。”自分達はできる”という気持ちを持つ練習も必要です。
ポイント:成長の過程においてはできないことの連続です。できないことに気持ちを下げるのではなく、何が出来るのかを常に考え練習に取り組んでいきましょう。
黒尾哲郎(音駒高校キャプテン)
チームワークが”ハマる”瞬間てのは多分お前が思ってるよりずっと気持ちいいぞ
バレーボールの面白さを感じるのは、自分がイメージしたプレーが体現できた瞬間が多いです。バレーボールはチームスポーツですので、チームで戦略を体現できた時こそバレーボールにはまる瞬間です!
小さなことからでも良いので、バレーの面白さを知ると世界が変わること間違いなしです!
木兎光太郎(梟谷学園高校キャプテン)
“楽”じゃなく “楽しい”を考える
苦しい状況で楽しもうと思ったことはありますか?
慣れてくるとどうしたら楽が出来るかどうかを考えてしまう人が多いです。”楽なこと”は誰しもが考えてしまうことであり、そんな状況における攻撃というのは最善の方法(相手の読まれやすい)ではない可能性が高いです。
”楽しいこと”を考えるというのは、自分の好奇心に沿った考えであり、新たな発見も多く、独自で考えたことだからこそ、忘れないし結果的に新たな引き出しが増えていきます。
北信介(稲荷崎高校キャプテン)
俺を構築すんのは毎日の行動であって結果は副産物にすぎん
成長に近道はなく、少しづつ積み上げていくのが一番の近道だということ。そして実際の試合において出せる結果(プレー)は普段から出来るものでしかなく、いきなりとびぬけたプレーを出し続けることはできません。
昨日の自分から少しでも成長した自分で今日を終えることが大切だということを伝えてあげましょう。
リーダーまたは指導者として伝え方は様々
今回はハイキューのストーリ―の中の指導者とキャプテンの選手が発した名言について紹介させていただきました。
チームのまとめ役の人は自分のことよりもチームのことを考えて、俯瞰的に物事を捉える必要があります。だからこそ新たな視点や気づきが多くあるというのも事実です。
何かにつまづいていたり迷っている時に、紹介した名言を聞いて解決のヒントになれば嬉しいです。
アニメでありながらも学びの要素が満載の「ハイキュー」。少しでも気になったという方は下記の記事で配信サイトをまとめているので参考にしてみてください。