この記事を読むと、
- サイドアタッカーの役割がわかる
- ミドルブロッカーの役割が分かる
- オポジットの役割が分かる
- 落ち込んだ時に心に刺さる名言に出会える
などの効果が期待できます。
バレーボールと言えば、豪快なスパイクを決める姿がカッコイイですよね。
”石川祐希”選手みたいなスパイクを決めれるようになりたいと憧れてバレーボールを始めた人もいるのではないでしょうか?
でも初めて見ると、スパイクを決めるのって難しくて悩んでいる人も多くいると思います。
この記事では、スパイカーとして悩んでいる人に対しポジション別での役割を紹介していきます
自分がやるべきことを明確にして、悩みの解決や伸ばすべきポイントに気付くきっかけとなれば幸いです。
スパイカーの役割ってなに?
バレーボールでは、大きく分けてサイドアタッカーとミドルブロッカ―、オポジットと呼ばれる3種類のアタッカーがコート内にいます。
各ポジション別での役割についてご紹介していきます。
サイドアタッカーの役割とは?
サイドアタッカーの役割は、得点を決めることと守備に参加し相手への得点を妨げることです
攻守のバランスが取れたプレーヤーが求められます
ただし、全員がバランスが取れているとも限らず、攻撃の方が得意という人は7:3の割合で攻撃に特化しているなど人それぞれです
自分は攻撃型あるいは守備型、バランス型を目指すのか目標を定めた上で練習に取り組みましょう
現在のバレーボールでは”アウトサイドヒッター”や”ウイングスパイカー”と呼ばれる事も多くなっています
ちなみにテレビ中継などでは、アウトサイドヒッターはOH、ウイングスパイカーはWSと略して書かれることがあります
サイドアタッカーはチームのエースを任されるポジションでもあるため、体力と強いメンタル(決めきるという気持ち)が求められます
たくさんスパイクを打ちたい、チームを引張りたいと考える人にとってはピッタシなポジションですよ!
ミドルブロッカーの役割
ミドルブロッカ―の役割はスパイクを決めることとブロックで相手の攻撃を弱めるあるいは仕留めることです
ミドルブロッカ―において重要なのはスパイクよりもブロックの方です
理由としては、ミドルブロッカーのメインとなる攻撃はクイックであるため、パワーはあまり必要としない為です
先ずはブロックの精度を磨くことがチーム力の向上に繋がります
また、現在のバレーボール界においてミドルブロッカーはほとんど守備に参加しません
そのため後衛に回った際はリベロと交代する場合が多いです
ちなみにテレビ中継などではミドルブロッカ―はMBと略して書かれてることがあります
ミドルブロッカーには各チームでは長身の選手を置くところが多いです
理由としては、いかに素早く相手のスパイクに対応できるかが重要であるため、指高(真っすぐに立っている状態での指先の最高到達点)が高いほどその差は早く埋められ有利に働くためです
ブロックと聞くと「相手の攻撃をシャットアウト」をイメージする人は多いかもしれませんが、その他にも相手の攻撃を弱める、味方レシーバーのコースを絞らせるなど様々な目的があります
無鉄砲に相手の攻撃を止めに行くブロックは、逆に味方の守備の邪魔をすることに繋がるので注意しましょう
その他にミドルブロッカーの攻撃参加として速攻(クイック)があります
速攻の狙いとしては相手のブロックが完成する前に打ちこむことです
速攻の種類としては、Aクイック、Bクイック、Cクイック、Dクイックの4種類あります
それぞれセッターからの位置により呼び形が異なります(下図参照)
Aクイックとはセッターの目の前の位置から打ちこむ
Bクイックはセッターの前から1〜2メートル離れた位置から打ちこむ
Cクイックはセッターの真後ろの位置から打ちこむ
Dクイックはセッターの後ろから1〜2メートル離れた位置から打ちこむ
その他にも派生の攻撃としてBの位置からAの位置に移動しながら打ちこんだり、A~CまたはDの位置に移動しながら打ちこむ”ブロード”と呼ばれるものもあります
攻撃よりも少し守備側にも近いこのポジションは機敏に動ける、指高が高い人などにオススメのポジションになります!
オポジットの役割
オポジットの役割としては攻撃のみに専念し得点を取りに行く役割になります
すなわち、得点を取る能力が高い人が求められます
得点を取る能力が高い人について具体的に言うならば、”威力の高いスパイクが打ち込める人”、”圧倒的な高さからスパイクが打ち込める人”、”相手ブロックを上手く使って得点を取れる人”、”相手のいない場所へスパイクを打ち込めるコントロールがある人”などです
オポジットを目指す人は、上記の得点を取る技術を磨くことがレギュラー獲得への近道になります
オポジットとは最近呼ばれ始めるようになったため、あまり耳にしたことがない方も多いかと思いますが少し前まで”スーパーエース”や”ライトアタッカー”とも呼ばれておりこちらのほうが馴染みがあるのではないでしょうか
ちなみにテレビ中継などではオポジットはOPと略して書かれます
オポジットには各チームで絶対的エースと呼ばれる人を置くことが多く、あらゆるポジションから攻撃に参加し得点をもぎ取ります
フロントの時はもちろんですが、バックポジションに回った時もバックアタックで攻撃に参加するなど常に攻撃に携わります
このポジションでは、攻撃力と(自分なら決めきれるという)自信が求められます
圧倒的な高さや攻撃力、守備は苦手だけど攻撃でチームに貢献できる人にピッタリなポジションです!
「ハイキュー!!」よりスパイカーに刺さる名言
各ポジションについての役割や理想とする人物造について紹介しましたが、各ポジションにおいて楽しさの反面大変さも存在します
全ポジションの大変さを経験するという人は少ないため、よりリアルな感情を体感するために漫画「ハイキュー!!」より、実体験に近い場面を見つけたので紹介していきます
ハイキューはリアリティのあるストーリーというのが特徴であり、各ポジションに該当する選手それぞれが壁にぶち当たります
その中で、自分自身が迷ったときや悩んだ時に是非見てもらいたい名言を選定してみました
ところで平凡な俺よ、下を向いている暇はあるのか
出典:ハイキュー第30巻
これは鳥野高校の”田中龍之介”が自分のミスから流れが悪くしまった時に放ったセリフです
バレーボールにおいて、試合中に下を向いて落ち込んでいる暇はありません
次のプレーに向けて、反省は一瞬にして、次はどのようにするのかと切り替えて行動してみて下さい
止めてなんぼのブロックなんて古いですから
出典:ハイキュー第31巻
これは鳥野高校の”月島螢”が放ったセリフです
バレーボールにおいて守備目線からすると、コースが絞れるとかなり守りやすくなります
そのため、チームとして組織的に機能しているチームほど止めるブロックから、コースを絞らせるブロックシステムになっています
是非守備の人の意見も聞きながら、守りやすいブロックの位置を突き詰めていくと良いでしょう
身長が低いから、高さがないからとブロックを諦めるのではなく、相手スパイカーのコースを絞らせるブロックを意識しながら行動してみて下さい
高さで勝負できないのに、技術も稚拙でどうする
出典:ハイキュー第19巻
これは白鳥沢学園の”牛島若利”が日向翔陽に向けてはなったセリフになります
高さも技術もあれば文句なしですが、そのような人はごく一部の人だけです
何か一つでも自分の武器となるものを磨いてみて下さい
スパイクの強さ、打点の高さ、サーブの強さ、レシーブの粘り強さ、チームの盛り上げられる力などどれもチームにとっては必要なものになります
チームとして必要とされたときこそ試合に出るチャンスがもらえると思いますよ!
まとめ
今回はバレーボールでのスパイカーごとの役割と求められる人物像について紹介しました
スパイカーといっても”サイドアタッカー”、”ミドルブロッカ―”、”オポジット”と分類され実は求めれる役割も異なっています
自分に合ったポジション選びや、自分の伸ばすべきポイントを見つけるための参考にしてみて頂けたら幸いです
また、実際のプレーヤーとして活躍されている人に対して何か活力になればと思い、漫画”ハイキュー”での各ポジションでの心に響く名言をご紹介させて頂きました
以上になります。
この記事を読んで何か抱えている問題や課題解決きっかけとなれば嬉しいです!