「バレーを始めたいけど、何から準備すればいいの?」「言葉が難しくてついていけないかも…」
そんな人のために、始める前に知っておきたいことをやさしくまとめました。入部前の予習にどうぞ。
この記事でわかること
- 用意するものと費用
- 基本のルール
- よく聞く掛け声と反則の名前
- 最初にやる練習2つ
- ポジションの役割
- 試合の流れが変わる場面
- 中学から高校へ進むときの変化
1. 用意するものと費用
バレーボールを始めるときに必要な費用は、所属するチームや学校によって異なります。
体育館で安全にプレーするためのシューズは、基本的に準備しておきたい道具です。サポーターや自主練習用のボールなどは、チームで使えるものがあるか確認し、必要に応じて買いそろえましょう。
最初からすべての道具を購入する必要はありません。まずは必要なものを確認して、無理のない範囲で準備していきましょう。
| 道具 | 必要度 | 目安の値段 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| バレーシューズ | ★必ず必要 | 約8,000〜12,000円 | 体育館用の底がうすいくつ。ふつうのスニーカーはすべりやすくNG |
| サポーター(ひじ・ひざ) | ○あると安心 | 各1,000〜3,000円 | ケガ予防に。上級者もつけているので「初心者用」ではありません |
| バレーボール | △自主練用 | 約3,000円〜(4号・5号) | チーム練習ではチームのボールを使えるので、後から買ってOK |
バレーボールシューズは、サイズや足幅、クッション性などを確認して選ぶことが大切です。おすすめモデルや選び方を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
シューズ以外にも、サポーターや自主練習用のボールなど、必要に応じてそろえたい道具があります。
何を準備すればよいか迷っている方は、初心者向けに必要な用品をまとめたこちらの記事も参考にしてください。
最初からすべて買いそろえる必要はありません。部活動やチームで使える道具を確認しながら、必要なものから準備していきましょう。
ボールは2種類ある
チームや大会によって使うボールがちがいます。どちらが上、ではなく「特徴がちがう」だけです。
| ボール | 特徴 |
|---|---|
| ミカサ(MIKASA) | 表面がすべりやすく、サーブが変化しやすい |
| モルテン(molten) | 弾みがよく、ボールの動きが安定しやすい |
2. 基本のルール
ボールは3回までで相手に返す
まずはこれが基本です。味方と力を合わせて、最大3回で相手のコートに返します。
点の入り方:ラリーポイント制
今の試合は「ラリーポイント制」です。
- ラリー(ボールの打ち合い)に勝ったチームに、毎回1点が入る
- サーブを打った側でも、受けた側でも、勝てば点になる
- 昔は、サーブ権を持つチームが勝ったときだけ点が入る「サイドアウト制」でした
ミスがそのまま相手の点になるので、試合のテンポは速くなります。
6人制と9人制のちがい
学生は6人制が中心です。社会人になると9人制の大会も多くなります。
| 6人制 | 9人制 | |
|---|---|---|
| サーブをミスすると | すぐ相手の点 | 1回だけ打ち直せる |
| ブロック | 3回のうちに数えない | 1回として数える |
9人制の大会に出るときは、先にルールを確認しておきましょう。
3. 覚えておきたい掛け声と反則の名前
入部してすぐ戸惑うのが、先輩たちの言葉です。ここで先に覚えておけば安心です。
よく聞く掛け声 3つ
| 掛け声 | 使う場面 | 意味 |
|---|---|---|
| ナイスキー | スパイクが決まったとき | 「ナイス!」とほめる声。決めた人の気持ちが上がる |
| ナイスカット | レシーブがうまくいったとき | 守った人をほめる声 |
| ワンチ | ブロックで相手のボールに触れたとき | 「ワンタッチ」の略。「触れたよ!」と味方に知らせる声 |
反則の名前 5つ
| 名前 | どんな反則? |
|---|---|
| オーバーネット | ネットを越えて、相手側のボールに触ってしまう |
| キャッチボール(ホールディング) | ボールを持ち上げたり、つかんだりしてしまう |
| タッチネット | プレー中に、体や手がネットに触れてしまう |
| ダブルコンタクト(ドリブル) | 同じ人が続けて2回触ってしまう。トスをするセッターに多い |
| フォアヒット | 同じチームで4回以上ボールに触ってしまう。「誰かが2回触った」のに気づかずに起こりやすい |
💡 反則をとられたら、「なぜ反則なのか」を知ることが大切です。理由がわかれば、次のプレーで自然に直せます。
4. 最初にやる練習 2つ
基礎が固まっていないと、「トスがまっすぐ飛ばない」「サーブが入らない」というなやみが長く続きます。最初の2〜3週間は、この2つに集中しましょう。
① 直上トス(真上にトスを続ける)
- やり方:その場で、ボールを真上に何回もトスし続ける
- ねらい:おでこの真上でボールをとらえる感覚をつかむ
- ポイント:「毎回同じ場所で触れているか」だけを考える
② かべ打ちサーブ
- やり方:かべに向かって、フローターサーブ(回転をかけない、ふわっと変化するサーブ)を打ち続ける
- ねらい:体重を前に移して、体の少し前でボールをとらえる感覚をつかむ
- ポイント:サーブが入らない原因は、腕の力不足より「体重移動と当てる位置のズレ」が多い。いちばん力が伝わる位置をさがす
この2つは、試合でいちばん使う動きの土台です。地味でも、毎日続けるのが上達の近道です。
バレーボールを始めて、家でもボールに触れる練習をしたい方は、自主練習に使いやすいボールもチェックしてみてください。
ボールを使った練習は、安全に練習できる場所を確保し、周囲の人や物にぶつからないように注意して行いましょう。
5. ポジションの役割
基礎が身につくと、自分のポジションが決まってきます。まずは大まかに知っておきましょう。
| ポジション | 役割 |
|---|---|
| サイドアタッカー | 左と右の端から攻撃する。点を取りつつ、守りも頑張るオールラウンダー |
| ミドルブロッカー | 真ん中担当。速い攻撃と、相手の攻撃を止めるブロックの両方をこなす |
| オポジット | 右側の「点取り屋」。得点をとることが最大の役割 |
| セッター | いちばんボールに触る人。スパイカーにトスを上げて、攻撃を組み立てるチームの心臓 |
ローテーションとフォーメーション(超入門)
| 言葉 | 意味 | いつ? |
|---|---|---|
| ローテーション | 6人制では、サーブ権を得たときに選手が時計回りに1つずつ位置を移動すること | 相手のサーブを受けたラリーに勝ち、自分たちがサーブ権を得たとき |
| フォーメーション | チームで役割や守る位置を決め、攻撃や守備を行うための配置 | サーブや相手の攻撃に備えるとき |
最初は、「ローテーション=サーブ権を得たときの位置移動」「フォーメーション=チームで決めた配置」と覚えれば十分です。
6. 試合の流れが変わる場面
| 言葉 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| ブレイク | サーブ権を持つチームが、連続で点を取ること | サーブ側は少し不利なので、ここで点を重ねると流れをつかみやすい |
| サイドアウト | サーブを受けるチームが、ラリーに勝って点を取ること | 相手の連続得点を止めて、流れをリセットできる |
「点差があったのに追いついた!」「接戦で一気に離された…」という場面では、必ずブレイクかサイドアウトが関係しています。これを意識すると、試合の見方が変わります。
7. 中学から高校で変わること
中学から高校に進むと、ネットの高さとボールの大きさが変わります。
| 中学 | 高校 | |
|---|---|---|
| ネットの高さ(男子) | 2m30cm | 2m43cm |
| ネットの高さ(女子) | 2m15cm | 2m24cm |
| ボール | 4号球 | 5号球(大きくなる) |
ネットが高くなると、ふみ込みの角度やスパイクを打つ位置の感覚がズレます。最初に「なんだか違うな」と感じるのは自然なことです。ボールの大きさには、2〜3日で慣れる人がほとんど。あせらずにいきましょう。
まとめ:まず何から始める?
- シューズを用意する(まずはこれだけでOK)
- サポーターを用意する(不安ならあわせて)
- 掛け声と反則の名前を覚える(部活の会話がわかる)
- 直上トスとかべ打ちサーブを毎日続ける
- ポジションや試合の流れは、やりながら少しずつ覚える
バレーボールは、小学生から社会人、シニアまで長く続けられるスポーツです。最初のハードルも低いので、楽しみながら上達していきましょう。
