この記事を読むと、
- バレーボールのタイムアウトの目的について分かる
- 効果的にタイムアウトを使うことができるようになる
などの効果が期待できます。
バレーボールのタイムアウトはご存知でしょうか?
Vリーグや代表戦となるとテクニカルタイムアウトが導入されています。
一見すると選手は給水したり、監督からの指示を受けるなど休憩をしているような印象を受けますよね。
もちろん、ちょっとした休憩にもなりますがそれ以外にも様々な目的があるんです!
この記事では、タイムアウトの目的や有効性について紹介していきます。
タイムアウトって?
先ずはタイムアウトについて紹介していきます。
タイムアウトは大きく分けると2種類あります。
- タイムアウト
- テクニカルタイムアウト
タイムアウトとは、監督又はゲームキャプテンの選手が審判に申告することで得られる30秒間競技を一時停止するものです。
また、タイムアウトは各チームで1セットで最大2回まで取ることが可能です。
テクニカルタイムアウトとは、試合においてどちらかのチームが8点あるいは16点に達したときに、強制的に60秒間競技を一時停止するというものです。
ただし、5セットマッチの5セット目は15点先取と短いためテクニカルタイムアウトはありません。
タイムアウト目的とは?
各チームがタイムアウトを取る目的は大きく分けて3つあります
- チームの戦略の確認や戦略変更の指示
- 相手チームの流れを切るため
- 自チームを落ち着かせるため
一つずつ紹介していきますよ!
チームの戦略の確認や戦略変更の指示
大きな目的として、チームの戦略の確認や事前の対策から変更をするといった時に要求するというチームが多いです
理由としては、事前の情報と違っていたり試合当日のコンディションなどにより、取るべき対策等が変わってくるためです。
事前情報と事前の対策も重要ですが、事前の情報に頼っているだけでは危険です。
試合は一発勝負ですので、その場その時の状況により臨機応変に相手に対応していく事が重要です。
相手チームの流れを断ち切るため
タイムアウトは相手チームに傾きかけている流れを断ち切るためにも使われます。
具体的なタイミングとしては、相手に連続でサービスエースを取られた時や連続失点した際など流れが相手に傾きかけている時に取ることが多いです。
タイムアウトは30秒という短い時間ですが、相手のタイミングを乱すには効果的な手段になります。
とある研究結果では、3連続失点後のタイムアウトの要求でその後に得点したケースは9割と非常に高い有効性が認められています。
自チームを落ち着かせるため
試合開始直後は、誰しもばたばたとなりやすいです。
試合序盤でタイムアウトを要求して、チームのメンバーを落ち着かせて普段通りのプレーが出来るような状況を整えるというのもタイムアウトの目的のひとつになります。
タイムアウトの要求タイミングとしては、試合序盤では劣勢チーム(連続失点した場合)が多く、終盤は優勢チームの要求(追い上げを受けている場面)が多くなる傾向にあります。
とある研究結果では、男子と女子チームでのタイムアウトの要求回数を比較した結果、女子チームの方が要求回数が多く、且つ女性の方が序盤でのタイムアウト要求回数が多く、女性の方が試合になれるまでに多少の時間が必要になるようです。
効果的なタイムアウトについて
バレーボール指導者に対してタイムアウトの要求場面についての意識調査をした研究がありますので、結果について簡単に紹介させていただきます。
タイムアウトを取る状況としては、連続して自チームがミスや失点をした場合に流れを変えるために要求するという回答が多かったようです。
具体的なタイミングとして最も多い場面は、3連続失点をした直後になります。
また、タイムアウトは戦術を指示する方法とも考えられており、選手のコンディションや相手チームの状況によっては早めのタイムアウトを要求し、序盤から試合を優位に進められるような状態を作り上げておくというのも効果的な使い方ではないかと思っています。
タイムアウトをいつ要求すればいいのかわからないという人は、3連続失点というのを基準として要求を考えてみて下さい。
まとめ
今回はタイムアウトについて紹介させていただきました。
タイムアウト2種類に分類され、通常のタイムアウトとテクニカルタイムアウトがあります。
また、タイムアウトを要求する目的としては”チームの戦略の確認のため”と”相手チームの流れを断ち切るため”と”自チームのメンバーを落ち着かせるため”といった3種類あります。
タイムアウトは各チーム1セット中に2回まで取ることが可能です。
試合中の流れを大きく変えることもできるのがタイムアウトです。
所属チームでは効果的なタイムアウトの使い方はできているでしょうか?
雰囲気が悪いから取り合えず要求しただけではなく、試合の流れを変えるような有意義なタイムアウトにしましょう!
以上になります。
この記事を読んで何か抱えている問題や課題解決きっかけとなれば嬉しいです!
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