最高到達点って実際どれくらい?バレーボール各年代別の高さと例え

バレーボール教室

この記事を読むと、

  1. バレーボール選手の最高打点について理解できる
  2. 世代別の最高到達点の平均が分かる
  3. 最高到達点について、具体的な高さのイメージが持てるようになる

などの効果が期待できます。

バレーボールの選手ってどのくらいの高さをかスパイクを打ち込んでいるのかと疑問に思ったことありませんか?

実際に生観戦した事がある人は分かるかもしれませんが、テレビで見る以上に高さを感じます。

この記事ではそんなバレーボール選手の打点の高さに着目し、紹介していきます。

世界の高さと日本の高さの比較など、バレーにおける高さの基準が分かります。

最高到達点と打点の違いについて

バレーボールのテレビ中継を観たことがある人は目にしたことがあるかもしれませんが、バレーボールの高さの指標として最高到達点というものがあります。

一方でバレーの解説では、打点の高さという表現で選手の高さを話しています。

この”最高到達点”と”打点”は同じような意味ですが明確には意味が異なります。

それぞれの意味について紹介していきます。

最高到達点

最高到達点とは、選手の指先がどこまで届くのかを示す高さの事です。

バレーボールにおいては、選手の高さを示す指標として使われています。

打点

打点とは、試合中に選手がスパイクを打つ時の高さの事です。

実際の試合の中では、最高到達点でスパイクを打つことは難しいため試合の中では打点という表現で選手の高さを解説することが多いです。

高さの測り方ってどうやるの?

選手の高さを示す表現として最高到達点と打点の2種類を紹介しましたが、高さの測り方について紹介します。

最高到達点測り方

最高到達点の測り方は、バスケットゴールを使うのが一般的です。

手に石灰などの粉を付け、バスケットゴールのボードに向かってジャンプして手でボードを叩きます。

床から粉がついたボードの高さまでの距離が最高到達点になります。

手順1

手順2

打点の測り方

打点については測ることはありません。

ネットに取り付けられているアンテナを基準として、大体の高さを掴むことの方が多いです。

もちろん打点は最高到達点と比べて低くなるため、最高到達点から指の長さを引くことでもざっくりと。した打点の高さを算出することは可能です。

平均的な高さってどれくらい?

普段目にすることが多い雑誌やテレビで取り上げられる選手の打点の高さはレベルが高く、平均以上の数値となりがちです。

ここでは世代別での平均的な身長と跳躍力から、打点の高さの平均値を紹介していきます。

一つの参考にしてみてくださいね。

中学生

中学生男子の平均的な高さは約250cm

中学生女子に平均的な高さは約235cmです。

バレーを始めたて人や伸び盛りということもあり、ずば抜けて高いという印象はありません。

高校生

高校生男子の平均的な高さは約275cm

高校生女子の平均的な高さは約240cmです。

男子の場合は、身長と共に跳躍力も伸びてくる時期となるため中学生と比較すると30cm近く高くなってきます。

高校生に上がると体も少しずつできあがり、トレーニングを取り入れる高校も多くなってきているため、年々高さが増している印象があります。

大学生

大学生男子の平均的な高さは約295cm

大学生女子の平均的な高さは約260cmです。

大学生になるとほぼ経験者のみとなり、本格的なトレーニングを取り入れるため高さが伸びてくる他に体幹も強化されボールに重みが増してきます。

プロ

プロとして活躍する男子選手の平均的な高さは340cm

女子選手の平均的な高さは約298cmです。

プロの世界になると格段とレベルが上がることが分かります。

次に代表レベルでの高さを紹介します。

トップレベルの高さは?

日本は世界の高さには勝てないといった話をよく耳にする人は多いと思います。

外国の選手とはポテンシャルが違うなどとは言われますが、「実際にどれくらい差があるの?」といった疑問を解決していきます。

日本代表のTOPの高さ

先ずは日本代表に選ばれている選手TOPの高さを持つ選手を紹介します。

男子No.1 髙橋健太郎選手

最高到達点:361cm

身長が201cmある髙橋選手は日本の壁とも呼ばれ、Vリーグではブロック賞を受賞しています。

女子No.1 山田二千華選手

最高到達点:310cm

女子代表のミドルブロッカーで、高さを生かした攻撃が特徴的な選手です。

世界のNo1の高さ

男子世界No1は、クレデニウソン・バチスタ選手(ブラジル)です。

その最高到達点は379cmです

女子世界No1は、ラーマット・アルハッサン選手(アメリカ)です。

その最高到達点は343cmです

日本のTOPと世界のTOPの高さ比較

日本と世界の最高到達点の差を比較してみると、

男子では、18cmの差があります。

女子では、33cmの差があります。

結果としては、ボール約一個分の差があることになります。

最高到達点の高さを見ると、世界の選手のポテンシャルの高さを改めて感じますね!

次に、日本代表と海外選手の平均高さの比較をしていきます。

日本と世界の平均高さの差はどれくらい?

男子日本代表選手の最高到達点の平均は338cm

女子日本代表選手の最高到達点の平均は298cmです。

対して海外選手の最高到達点は

男子世界(TOP5平均)は、346cm

女子世界(TOP5平均)は、306cmです。

平均の高さを比較すると、男女ともに約10cmの差があります。

今まで、世界と戦う際には高さの壁があると言われ続けていますが技術の進歩により高さという点については世界との差は縮まってきていると感じます。

高さの例の紹介

ここまでは選手の最高到達点(高さ)について紹介してきましたが、実際どれくらいなの?とイメージがし辛いと思います。

ここでは、日常的に使ったり目にするものの高さに例えて紹介していきます。

前述しましたが、男子日本代表で最も最高到達点が高い選手は山内選手の353cm、

女子日本代表で最も最高到達点の高い選手は、山田二千華選手の310cmです

それぞれの高さについてご紹介していきます。

最高到達点の高さイメージ

男子の高さ

髙橋選手の高さ361cmは、

大型バスの高さ(3.5m)に相当します。

実際の試合の中では、バスの高さくらいから打ち込まれていることを想像するととても迫力があることが分かりますよね

女子の高さ

山田選手の最高到達点の平均は310cmは、

バスケットゴールの高さ(3.05m)に相当します。

女子の選手でも、バスケットゴールの高さからスパイクを打ち込んでいます。

スパイカーの戦い方

バレーボール競技において高さを持つ選手が有利ですが、高さが全てというわけではありません。

勝負の世界では選手それぞれが自分の武器となるものを磨き、勝負していく事が大切です。

スパイカーの選手が目指すべき戦い方について紹介します。

高さの追求

一つは、シンプルに高さを追求し相手のブロックの上からスパイクを打ち込むことです。

攻撃事態はシンプルですが、圧倒的な高さほど相手にとって嫌なものはありません。

高校あるいは大学までで身長の伸びは大体終わってしまうため、跳躍力の強化が必須になってきます。

ブロックのとの戦い方を極める(技術の習得)

もう一つは、相手のブロックを上手く利用するスパイク技術を磨くことです。

現代のバレーでは、こちらの技術を磨くという点に重きが置かれていると感じます。

相手のスパイクに対して1枚以上のブロックが付くような守備シフトが主流となっているため、ブロックを上手く利用して得点が取れるようになると、効果的に得点を重ねることができます。

まとめ

今回はバレーボールにおける高さについて紹介させて頂きました。

各年代別における平均的な高さは下記の通りになります

最高到達点最高到達点
  男子  女子 
  中学生   250cm  235cm 
  高校生   275cm 240cm
  大学生 295cm 260cm
  プロ 340cm 298cm

自分の年代と比較し、基準にしてみて下さい。

また、テレビでのバレー観戦では伝わりにくいバレーの迫力についても紹介させて頂きました。

全日本男子代表レベルになると、大型バスくらいの高さからスパイクを打ち込み、

全日本女子のレベルになると、バスケットゴールくらいの高さから打ち込んでいます。

実際の試合を生観戦すると選手の身長の高さや、スパイクを打ち込む高さや速さなど迫を感じ取れると思います。

是非試合の観戦機会があれば足を運んで、雰囲気を感じてみて下さい。

以上になります。

この記事を読んで何か抱えている問題や課題解決きっかけとなれば嬉しいです!

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