【バレーボール】攻撃の種類少なくないですか? 攻撃バリエーションの増やしかた

バレーボール教室

この記事を読むと、

  1. バレーボールで使われるトスの違いが分かる
  2. チームの攻撃の組み立て方が分かる

などの効果が期待できます。

バレーボールの試合中にどこから攻めるか悩んだりしませんか?

攻撃と聞くとレフトやライトからのサイド攻撃、センターからのクイックなどを思い浮かべると思います。

攻撃を大きく分けるとこれくらいなんですが、実はこれらの攻撃を増やす方法があるんです。

攻撃の種類を増やすことで相手のブロッカーの迷いが生じ、自チームの決定率を上げることに繋がってきます。

今回はバレーボールにおける攻撃の種類の増やし方について紹介していきます。

特にセッターの方は必見の内容となっていますので、是非最後まで見て頂けたら幸いです。

攻撃の種類を増やすために

バレーボールにおいて、攻撃の種類を増やすために重要なのはセッターのトスワークになります。

具体的な方法としては、トスの早さ・高さ・位置を組み替えることです。

バレーボールコートの幅9mを分割し、相手ブロッカーを困惑させられるような位置や早さを追求していきましょう!

トスの種類について

攻撃の種類を増やすためにトスの早さや高さを組み替えるという事を前述しましたが、ここではトスの種類について紹介していきます。

トスの種類は6種類+αありますので、それぞれのトスについて先ずは理解していきましょう。

  • オープントス
  • 平行トス
  • クイックトス
  • バックトス
  • 二段トス
  • セミトス

オープントス

バレーボールの攻撃において、基本となるトスになります。

ボールを4〜5メートルほどの高さまで上げ、大きな弧を描くようなトスになります。

スパイカーの打点生かした攻撃をする時や、スパイカーがタイミングを取りやすいように時間を作ってあげることを目的として挙げあられることが多いトスです。

平行トス

平行トスとは、ネットの白帯と平行になるような直線的なトスになります。

オープントスとは異なり、バレーの展開速度を上げることが目的で、相手ブロックが完成する前に打ち込むことが可能になるトスです。

クイックトス

ミドルブロッカーが速攻を打ち込むためのトスになります。

バレーの攻撃の中で、一番低く早いトスで相手の守備の準備が整う前に打ち込むことが出来るトスです。

二段トス

レシーブが乱れて、定位置ではない場所からセッターもしくは他の選手があげるトスです。

オープントスに近い形にはなりますが、二段トスの精度によってチームの攻撃力が変わってくるためとても重要なトスになります。

セミトス

セミトスはアンテナまたはアンテナよりボールを1〜2個分高くあげるトスです。

主にセッターの前後の位置であげられるトスで、オープンと比較してワンテンポ早い攻撃となりますので、ブロックが完成する前にスパイクを打ち切ることができるトスです。

バックトス

バックトスは、セッターの後ろに上げるトス(オープントス、平行トス、セミトス)になります。

相手ブロッカーの意表を突くことができ、ブロックの枚数を減らすことが出来るトスです。

トスの位置(スロット)について

トスの位置は、下記の図のようにコートを9分割(1m毎)して考えます

※セッターの位置を考慮するとポイントは8箇所になります

その分割して定めた8箇所を攻撃するポイントとして考えてみると、攻撃の幅がかなり広がると思いませんか?

現在のVリーグなどのトップクラスのバレーボール界では6~7箇所くらいのポイントが使われており、かなり攻撃の幅が広いということが分かります。

もちろん攻撃を仕掛けるポイントが多くなるということは、セッターより多くのトスを使い分ける必要があり負担も大きくなります。

各チームで相談しながらどこのポイントを使うのか決めていきましょう。

トスの早さ・位置・高さを組み合わせてみよう

トスの種類やトスの位置について前述してきましたが、ここではその要素を組み合わせて実際に攻撃を生み出していきましょう。

攻撃のバリエーションを増やす目的としては、相手の守備時の選択肢を増やして困惑させることです

バリエーションが多いに越したことはありませんが、セッターへの負担も大きくなるので注意が必要になります。

それでは攻撃について紹介していきます。

レフト平行

この攻撃は1番の位置へのトスと平行トスの組み合わせにより作られています。

相手のブロックの枚数を減らすこととブロックの完成を遅らせることが大きな目的となります。

ライト平行

この攻撃は、8番の位置へのトスと平行トスの組み合わせにより作られています。

相手のブロックの枚数を減らすことが目的となります。

ライトからの攻撃はレフトと比べてセッターからの距離が短いため、レフト平行よりも早い攻撃が可能となるため、有効打となりやすいです。

攻撃1

3番の位置へのトスと平行トスの組み合わせ(一般的にはBセミやダブルと呼ばれることが多い)。

この攻撃の目的としては相手ブロッカーの不意をつくことにあります。

レフト位置までトスを伸ばさないことで、相手のライトブロッカーが位置取りを迷ってしまったり、トスの高さを抑えることでスパイカーを打つまでのスピードを上げることで、相手のブロックが完成する前にスパイクを打ち込めます。

攻撃2

6番の位置へのトスとセミトスの組み合わせ(一般的にはバックセミと呼ばれることが多い)。

この攻撃は、ライトのスパイカーが中に切れ込んで入ってくることで、相手のレフトブロッカーのブロックの完成を遅らせることができます。

また、センターのプレーヤーが5番に入ると見せかけて、7番に回り込んで打つことで相手のミドルブロッカーの不意を突きブロックの完成を遅らせる事も狙えます。

定位置から打つポイントを変えることで相手のブロックと守備には一瞬の迷いが生じますので、要所で使ってみるのもオススメです。

攻撃3

7番の位置へのトスとクイックトスの組み合わせ(一般的にDクイックと呼ばれることが多い)。

この攻撃はミドルブロッカーがライト寄りの位置からクイックを打ち込むため、相手のブロック完成を遅らせたりブロックが割れやすくなりスパイクの決定率が高くなりやすいです。

また、サイドの選手がこのトスを打つことで、相手の意表をつけるため効果的な攻撃になりやすいです。

このように組み合わせ次第で攻撃のバリエーションは増やすことが可能で、相手のブロッカーの位置を確認し様々な位置から攻撃を仕掛けることで相手の守備位置等も変える必要が出てくるため、効果的な攻撃を仕掛けることが可能になります

まとめ

今回はバレーにおける攻撃の種類について紹介させていただきました。

トスの位置、高さ、早さを組み合わせることで多彩な攻撃を生み出すことができます。

普段のトスと混ぜながら使用することで相手の守備やブロッカーを困惑させる攻撃が可能になりますので、取り入れてみてください。

また、一つレベルアップするとコンビネーション攻撃となっていきます。

他のポジションの選手と連携を取りながら攻撃をすることで、より効果的なスパイクを打つことができますよ!

コンビネーション攻撃については別のページにて紹介させていただきます。

以上になります。

この記事を読んで何か抱えている問題や課題解決きっかけとなれば嬉しいです!

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