【ハイキュー】小さな巨人って何?バレー界で使われる”小さな巨人を解説します

ハイキュ―

バレーボール漫画”ハイキュー”を見たことはありますか?

主人公である日向も例えられている「小さな巨人」、ハイキューのストーリーの中でこの言葉をストーリーの中で何度も目にします。

最近ではバレー界で耳にすることが多くなった”小さな巨人”というワードですが、実際はどのような意味なのか知っていますか?

今回はハイキューのストーリ―の中で使われている小さな巨人とは何なのか、ストーリーで登場する小さな巨人について紹介していきます。

小さな巨人って何?

ハイキューのストーリーの中で目にする”小さな巨人”とは、身長は小さいけれどもスパイカーとして活躍する選手のことを指します。

バレーボール競技では一般的に身長が大きな選手が有利とされているスポーツです。

そんな中低身長の選手が高身長の選手に向かってスパイクで得点をもぎ取る姿はとてもカッコいいですよね。

ハイキューは低身長の選手でも活躍することが出来る、そんな姿(小さな巨人)を目指したいと現在バレーボールに取り組んでいる人たちにとって希望を見せてくれるようなストーリーです。

小さな巨人の魅力

小さな巨人の魅力は高さに代わる圧倒的な技術です。

高さでは少し引けを取ってしまう分、相手のブロックを上手に利用した技巧派プレーや、相手のブロックが完成する前に打ち込んでしまうスピードをいかしたプレーなど得点の取り方は様々だと感じさせられます。

低身長の場合でも、跳躍力を磨いて高さという武器を磨いてみたり、スピードやテクニックを磨いて勝負するなど戦い方はさまざまですので、自分に合った技術を磨き続けることで小さな巨人に近づけますよ。

小さな巨人と呼ばれた選手

ハイキューのストーリーの中で”小さな巨人”と呼ばれている選手は4人います。それぞれの選手について紹介していきます。

日向翔陽(ひなた しょうよう)

高校:烏野高校

”小さくても俺は飛べる”を合言葉に低身長ながら、がむしゃらにバレーに取り組む姿がかっこいいです。

自分が憧れる小さな巨人と呼ばれる選手と対戦し、多くの技術を学び成長していきます。日向の特徴は、貪欲な成長意欲と圧倒的なチャレンジ精神です。成長のためには、明確な目標意識とバレー愛がとても大切なのだと感じさせられます。

宇内天馬(うだい てんま)

高校:烏野高校

かつて烏野高校で小さな巨人と呼ばれ、日向が憧れた選手です。低身長ながらも大型選手に引けを取らない得点力を持っていたようで、エースとしてのプライドも高くチームの精神的支柱となっていた選手だったようです。

大切な一本を任された時に、しっかりと決めきる自信と技術を兼ね備えているのが真のエースだということを感じさせてくれる選手です。

中島猛(なかしま たける)

高校:和久谷南高校

烏野高校と同じ宮城県内の高校で、県内で最も小さな巨人に近いと呼ばれている選手です。スパイカーとして強打を打ち込むだけでなく、ブロックを利用した得点を取るのが非常に上手いです。

チームのキャプテンとしてコミュニケーションを取るのが上手く、メンバーからも信頼を得ていることが分かります。

単純に強打を打ち込むのがスパイクだけでなく、相手の意表を突くなど様々な得点の取り方を教えてくれる選手です。

星海光来(ほしうみ こうらい)

高校:鴎台高校

全国の舞台での活躍で小さな巨人と呼ばれはじめました。低身長ながらも持ち前の跳躍力で長身選手よりも高い打点から打ち込むスパイクが強力です。サーブ、ブロック、スパイクのどれもがハイレベルで全日本ユースにも選ばれる逸材です。

メンバーからも絶対的なエースという信頼を得ており、プレーを見ていても自信に満ち溢れています。

ピンチの場面でこそ重要になるのが自分のプレーへの自信です。自信を支えるのがそれまでの経験と練習量です。”自分ならできる”、そのレベルまで技術を高めつづけることがトッププレーヤーであることを教えてくれる選手です。

小さな巨人対決の実現

小さな巨人に憧れている日向は試合に勝ち進むにつれ、小さな巨人と呼ばれる選手と対決します。技術面では雲泥の差がある日向ですが、実際のプレーを目の当たりにして多くの技術を学び大きく成長をとげます。それぞれの対戦にて学び成長したポイントを紹介していきます。

VS 中島猛(和久谷南高校)

烏野高校は春高バレー宮城県予選の3回戦で対戦します。

日向は中島の圧倒的なスパイク技術を目の当たりにし憧れと嫉妬します。稚拙ながらも技術で勝負しようとする日向でしたが全く歯が立ちませんでしたが、スパイクでの勝負の仕掛け方を学びます。

日向はこの試合を通してブロックを利用した得点の取り方や、相手の目線を察するなどといった勝負勘を学びレベルアップを遂げています。

宇内天馬との出会い(全国大会会場にて)

日向は全国大会の1回戦後、会場にて宇内と出会います。宇内に憧れて入った烏野高校バレー部でしたが、出会った時にはバレーボールから離れていました。日向にがっかりしている様子はなく、この出会いによって宇内への憧れから自分が小さな巨人になるという覚悟へと意識が変わりました。

VS 星海光来(鴎台高校)

烏野高校は全国大会4回戦で星海率いる鴎台高校と対戦します。

全国でもトップクラスの星海のプレーを見て「ここに来れてよかったと」学びが多かった様子の日向。

実際の試合においても、星海の多彩な攻撃を受けて「たたきつけるだけが攻撃じゃない」と学んでいたり、強力なブロックを前に「高さ又は早さではなく、高さと早さだ」とブロックの網をかいくぐるために必要な要素を整理し直したりと試合中に成長を遂げています。

圧倒的技術と判断力を備えた星海の戦い方から学び、自分はどう戦うかを考え実践していくといった試合中での判断力を磨き、より小さな巨人へ近づくきっかけとなる試合です。

身長が小さいことはデメリットだけではない

バレーボール競技において身長が高い人が有利と言われていますが、身長が低い人が不利というわけではありません。小さな巨人と呼ばれている”星海”本人も下記の言葉を残しています。

小さいことは不利な要因であっても不能な要因ではない

身長が小さい選手だからこそのメリットを3つ紹介します。

1.レシーブ時の体勢が低くなるため、レシーブが上がりやすい

レシーブの構えを取った際に、身長が高い選手と比較すると必然的にボールを捉える位置が低くなるため最後までボールを見る時間が増えます。結果的にレシーブが上がる確率が高くなります。

2.高さに代わるスパイク技術を身に付けやすい

私自身の体感ですが、身長が低い選手ほど瞬発力がある選手が多い気がします。瞬発力が高いほどレシーブ時のポジショニングが早くなります。

3.自分の武器を見つけやすい

バレーボールは身長が高い選手ほど、打点が高いほど有利なスポーツと言われます。一般的に有利な高さがない分他のスキルを磨く必要性があるため、高さに匹敵するような自分の武器を見つける人が多くいます。

 

まとめ(大きい選手だけが注目されるわけじゃない)

今回はハイキューのストーリーの中で出てくる”小さな巨人”について紹介しました。

低身長ながらも空中戦で勝負し、活躍している選手のことを小さな巨人と例えて呼ぶことが多く、小さな巨人と呼ばれる選手は自分は高さのみでの勝負が難しいことを知っているからこそ高さに代わるプレーを磨いていることが多いです。

低身長の選手のメリットもあるので、高身長の選手に負けない強さを磨いてみてください。

「ハイキュー!!」日向について下記の記事でまとめてみましたので、気になったという人はチェックしてみてください!

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