この記事を読むと
- 混同しやすいバレー用語が理解できる
- よく聞くバレー専門用語について理解できる
などの効果が得られます。
バレーボールの観戦中に聞いたことない言葉や見たことない略語を目にしたことはありませんか?
近年では新しい用語や略称等が多く使われてきており、バレー経験者でも分からないという言葉が多くなってきています。
以前の記事では、反則用語を中心にバレー用語について紹介していますので参考にしてみてください。
今回は、混同しやすいバレー用語、よく聞くバレー用語について紹介していきます。
似たような意味のバレー用語~これらの違いって何?~
初めに、混同しやすいバレー用語について解説します。
トス・セット
”トス”と”セット”ですが、どちらもアタッカーが打つために上げるパスです。
トスはオーバーハンドによるパスのことを指し、セットはオーバーハンドとアンダーハンドの両方の意味を含みます。
最近では、トスよりもセットという言い方が主流となっていますので迷っていたらセットという呼び方で問題はありません。
アタック・スパイク
”アタック”と”スパイク”はどちらも同じ意味で、相手に対しての攻撃ことを指します。
明確に分類するならば、アタックは相手コートに対する攻撃全般のことを指し、スパイクは相手コートに対する攻撃の強打のことを指します。
日常的に使い分けられている場面は少ないため、個人的にはスパイクという呼び方で問題ありません。
ディグ・レセプション・サーブキャッチ
”ディグ”、”レセプション”、”キャッチ”はそれぞれ意味合いが異なっているためそれぞれの意味を解説していきます。
ディグは、スパイクレシーブのことを指します。
レセプションは、サーブレシーブのことを指します。
サーブキャッチは、”キャッチ”とも呼ばれでサーブレシーブのことを指します。
レシーブという動作に対しても様々な呼ばれ方があります。場面による使い分け方を覚えておきましょう。
ポジション別、略語の解説
最近では、ポジションごとの呼び方も変わり様々な呼び方がされています。基本的には、レフト・センター・ライトの3つのポジションですが、パンフレットやテレビの解説でも専門的な用語が使われています。ここではポジションごとの略称について解説していきます。
ウイングスパイカー/WS・アウトサイドヒッター/OH
ウイングスパイカーとは、サイドアタッカー(レフト、ライト)のことを指します。
ウイング(両翼)という意味で、両サイドからの攻撃をする選手に対してこの呼び方がされています。
攻撃はもちろんですが、守備の面でも積極的に参加し攻守ともにチームを支えるポジションです。
アウトサイドヒッターとは、サイドアタッカー(レフト)のことを指し、エースと呼ばれる選手の多くが属するポジションです。
前述したウイングスパイカーと違いはありません。
オポジット/OP
オポジットとは、サイドアタッカー(ライト)のことを指します。
昔は”スーパーエース”とも呼ばれているポジションで、チームの得点源になる選手が置かれます。
超攻撃的なポジションということもあり、守備に参加する機会は少ない場合が多いです。
ミドルブロッカー/MB
ミドルブロッカーとは、センターの選手のことを指します。
ミドルブロッカーは主に前衛の時に活躍する場面が多く、速攻を含めた攻撃や相手のスパイクを止めるためのブロックなどが主な役割です。
最近よく使われる、バレー専門用語
最近では、今までにはないようなプレーが生まれたりするなど進化が著しいバレー競技ですが、その中でも最近よく耳にするバレー用語について解説していきます。
アタック決定率
アタック決定率とは、スパイクをどれだけ決めたのかを示す指標です。
アタック決定率の求め方は、スパイクの決定数をスパイクの本数で割ることで求められます。
アタック決定率 = スパイク決定数 ÷ スパイク本数
例: スパイク決定数10本、スパイク本数20本の場合
アタック決定率 = 10 ÷ 20 = 50% です。
アタック効果率
アタック効果率とは、アタック決定率にミスによる失点(ミスショットや被ブロック)を加味した指標です。
アタック効果率は、スパイクの決定数からミスした数を差し引いた数をスパイク本数で割ることで求められます。
アタック効果率=(スパイク決定数 – ミス本数) ÷ スパイク本数
例:スパイク決定数20本、ミス5本(被ブロック2本、スパイクミス3本)、スパイク本数30本
アタック効果率 = (20 – 5) ÷ 30 =50%
※アタック決定率 = 20 ÷ 30 =67%
アタック効果率は、チームの勝敗や個人の貢献度を判断する際の大きな指標になります。
ハイセット
ハイセットとは二段トスとも呼ばれ、ネットから離れた位置からアタッカーに向けてあげるトスです。
レシーブやパスが乱れた時に、セッターに限らずどのポジションの選手も行うトスになります。
フェイクセット
フェイクセットとは、相手チームの選手を惑わすためのフェイク動作のことを指します。
主にセッターが一本目を取った場合の、二本目のボールの処理動作になります。
例を挙げると、二本目のトスをアタッカーの選手がスパイクを打つふりをして他のアタッカーにトスを上げる動作などがあります。
アタッカーがスパイクを打つフェイクを入れることで、相手のブロッカーはその選手にをマークするためにブロックに飛び、その結果他のアタッカーはブロックの枚数が少ない(0枚あるいは1枚)状況で勝負することができます。※下記の図参照
バレーボールをより楽しく
この記事では、混同しやすい用語や最近よく聞く用語について解説してきました。
バレー専門用語を理解することで、よりバレーボール観戦がおもしろくなります。
少しずつでも覚えていくと、着眼点も変わり楽しみ方も増えていきますよ!
以上になります。
この記事を読んで何か抱えている問題や課題解決のきっかけとなれば嬉しいです!
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