この記事を読むと、
- バレーボールのルールが分かる
- バレーで使われる専門用語の意味が分かる
- 練習中や試合中での専門用語(掛け声)の使うタイミングが分かる
- バレー初心者向けの基礎的な練習方法が分かる
- バレーの試合中の必須動作について理解できる
などの効果が期待できます。
始めてのスポーツ活動で何をするかで悩んだという人は多いですよね。
私自身も”野球”や”バドミントン”や”バレー”の3種類のスポーツで悩みました。。。
最終的にバレーボールをすることに決めましたが、決め手となったのは親が学生時代にバレーボールをやっており詳しかったという事です。
新たにスポーツを始める際、身近な人に詳しい人がいるととても心強いですよね。
この記事では、バレーボールに興味を持ち新たに始めていきたいという人に向けてバレーボールのルールや専門用語を紹介していきます。
バレーボールを始める前の準備、覚えるべきこと、実際に求められる動きなどを解説していきますので、始める前の予習として読んでみて下さい!
バレーボール始めたい人必見! 最初に用意すべきモノを紹介
バレーボールを始めるにあたり、どれくらいお金がかかるのか、何を用意するべきなのか悩んでいませんか?
多くの人は実際に活動を始める前に考えますよね。
身近に詳しい人がいれば教えてもらうことができますが、そうでない人の方が多いのではないでしょうか。
まずはバレーボールを始める前に準備するべきモノについて紹介していきます。
用意すべきものとは?
バレーボールを始めるにあたって、必要なものは”バレーボールシューズ”のみです。
その他に必要であれば”サポーター”、”バレーボール”を購入しましょう。
バレーボールシューズの平均的な値段としては、1万円ほどですので他のスポーツと比べても低コストで始められるというのも魅力の一つですよ!
バレーボールを始める前に先ずは、シューズを買い揃えましょう。
下記記事にて詳細を紹介していますので参考にしてみて下さい。
サポーターの目的とは?
シューズのほかに持っておくと便利なものがサポーターです。
サポーターを付ける目的は、からだ(肘や膝)のけがの予防です。
サポーターは初心者の人がつけるものだと思っている人もいると思いますが、それは間違いです。
今のバレーでは、サポーターをプロでもつけている選手は多く、自分のプレーを最大限に引き出すためのアイテムです。
サポーターによる関節部の保護により、怪我をするという気持ちが軽減されるため思い切りのよいプレーが出来ることに繋がってきます。
サポーターを役割については下記の記事でも詳しく紹介しているので参考にしてみて下さい。
バレーボールは2種類
バレーボール競技で使われるボールは2種類あります。
MIKASA製バレーボールとmolten製バレーボールです。
各ボールで特徴が異なるので下記にまとめます。
MIKASA特徴
- 滑りやすい
- サーブ時の変化がかかりやすい
molten特徴
- ボールが跳ねやすい
- ボールの軌道が安定する
どちらのボールが良いのかというのは、一概には判断できず個人の好みでわかれてきます。
下記の記事に詳細をまとめていますので、参考にしてみてください。
バレーボールの基本ルールを解説
バレーボールを始める前に、ルールを知らないとプレーできませんよね。
バレーボールの基本ルールは、ボールとの接触を3回以内で相手コートに返すことです。
初心者の人でも、これだけは知っているという人は多いのではないでしょうか?
ただし、これだけを知っていても実際の試合の流れを理解するには不足しています。
ここではバレーボール競技の試合の基本ルールについて紹介していきます。
基本ルール
バレーボールの試合のルールには、サイドアウト制とラリーポイント制の2種類のルールがあります。
サイドアウト制とは、サーブ権を持ったチームがラリーを制した時にのみ得点が入るというルールです。
ラリーポイント制とは、ラリーを制したチームに得点が入るというルールです。
現在のバレーボールのルールではラリーポイント制が採用されています。
今回は一言で解説をさせて頂きましたが、ルールが変われば戦術が大きく変わるほど重要になってきます。
基本ルールについては下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみて下さい。
6人制バレーと9人制バレー
バレーボールでは、6人制(1チーム6人で構成)と9人制(1チーム9人で構成)で行うバレーがあることはご存じでしょうか?
学生で行うバレーは6人制が主流であり、9人制といいことを耳にする機会は少ないのではないかと思いますが、社会人になると9人制バレーの大会など多く開催されています。
6人制バレーは6人で試合を行うのに対して、9人制バレーは9人で試合を行います。
試合のルールとしては、ラリーポイント制となっていますが、多少ルールに違いがあります。
今回は大きな違いを3つ紹介します。
- サーブの打ち直しが可能(1度だけミスをしてもOK)
- ブロックによるボールの接触がカウントされる
- 攻撃専門と守備専門の選手が決まっている(ローテーションが無い)
9人制バレーを行う場合、上記の3つについては6人制のルールでプレーすると相手にチャンスを与えるもしくは反則で得点を与えてしまう事にもなるため注意が必要です。
細かいルールについては下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみて下さい。
入部してから覚えるべきこと
バレーボールに限らず、スポーツをする上でプレーや掛け声などで覚えるべきことはたくさんありますよね!
ここでは、バレーボール競技で頻繁に使われる専門用語や求められるプレーについて紹介していきます。
事前に確認しておくと、周りの人よりも良いスタートダッシュができますよ!
専門用語を解説
部活動で入部すると、最初にぶつかるのが先輩が使っている”掛け声”や”専門用語”の意味が分からないということです。
最初だからこそ「先輩には聞きにくい。。。」と思っている人も多いと思います。
バレー独特の使い方やタイミングがあるので、ここでしっかりと学んでいきましょう!
先ずは掛け声について紹介していきます。
掛け声の意味を解説
バレーの練習中に、”ナイスキー”や”ナイスサー”といった掛け声(単語)を耳にしたことはありませんか?
これらの単語こそバレーでよく使われている掛け声です。
初心者の人には、どのような意味・どんな時に・なんのために使われているのか分かりにくいですよね。
ここでは代表的な3つの掛け声について用途を紹介していきます。
1.ナイスキー
- どんな意味 :ナイスキルという事で、しっかりと流れを切るスパイクを決めたという意味
- いつ :チーム内の選手がスパイクを決めたとき
- なんのために :スパイクを打った選手の気持ちを高めるため
2. ナイスカット
- どんな意味 :良いレシーブを上げたという意味
- いつ :味方の選手が良いレシーブを上げたとき
- なんのために :レシーブを上げた選手の気持ちを高めるため
3. ワンチ
- どんな意味 :ワンタッチをしたという意味
- いつ :ブロックの際に、相手の打ったボールに触ったとき
- なんのために :味方の選手に対して、ボールに触ったという事を伝えるため
頻繁に使われる掛け声は多くありますので、もっと知りたいという人は下記の記事を参考にしてみて下さい。
バレーの専門用語を紹介
次に、バレーボールの専門用語について紹介します。
ここで紹介する専門用語は、バレーボールのルールに関する専門用語になります。
自分のプレーに対して反則を取られた時に、なぜ反則を取られたのか分からないと恥ずかしいですし、次のプレーで改善することが難しいですよね。
バレーボールの基本となる専門用語ですので、しっかりと覚えておきましょう。
この記事では、試合中に良く取られやすい反則5つを紹介します。
- オーバーネット
内容:ネット上で、相手コート側にあるボールに触れてしまうことで取られる反則
- キャッチボール(ホールディング)
内容:ボールをキャッチするまたは、持ち上げてしまうことで取られる反則
- タッチネット
内容:ネットに触れることで取られる反則
- ダブルコンタクト(ドリブル)
内容:トスしたボールに回転がかかってしまうことで取られる反則
- フォアヒット
内容:コート内で4回ボールに触れてしまうことで取られる反則
今回紹介した専門用語は、ごく一部です。
もっと知りたいという人は下記記事を参考にしてみて下さい!
https://yottyan.com/terminology/
初心者の練習方法を紹介
初心者向けにオススメの練習方法は基礎練習(基礎的な動きを覚えること)です。
当たり前かと思う人も多いかもしれませんが、実はプレーの基礎ができていない人が多いんです。
しっかりと基礎を固めずに、次のステップへ進んでしまったために「トスがまっすぐに飛ばない」、「サーブが入らない」、「レシーブの精度が上がらない」といった問題を抱えてしまう人もいます。
そのような課題を抱えない為に、基礎練習を2つご紹介します。
- オーバーハンドパスの練習には、直上トス
上手くボールを飛ばせない人は、ボールを捉える位置が悪い人が多いです。
先ずはボールを捉える位置を掴んでいきましょう。
練習の目的:ボールを真上(おでこの上)で捉える癖をつけること
ボールを真上で捉えないと、ボールのコントロールが難しいです。
- 壁打ちサーブ練習
サーブが入らない一番の理由は、体重移動や回転運動を上手く利用できていない場合が多いです。
先ずは体重移動を使ってボールを打つことを覚えていきましょう。
練習の目的:サーブ時のボールを捉える位置を掴む(体の位置よりもボール1個分前で捉える)
壁に向かってサーブを打ちながら、最も力強くサーブが打てる位置を探してみましょう!
下記記事では、その他にも様々な練習を紹介していますので参考にしてみて下さい。
ポジション別の専門練習を紹介
バレーボールを始めてパスやスパイクが出来るようになってくると、自分のポジションが決まってきます。
ここでは各ポジションで求められるプレーと役割について紹介します。
スパイカーの役割
スパイカーとは、スパイクを決めて得点を取る選手の総称になります。
近年では、スパイカーは”サイドアタッカー”、”ミドルブロッカー”、オポジット”の3種類に区分されています。
同じスパイカーのくくりですが、役割が異なっています。
サイドアタッカー
役割:得点を決めること、守備に参加し相手への得点を妨げること
ミドルブロッカー
役割:スパイクを決めることとブロックで相手の攻撃を弱めるあるいは仕留めること
オポジット
役割:攻撃のみに専念し得点をもぎとること
さらに詳細については下記の記事で紹介していますので、参考にしてみて下さい。
セッターの役割
セッターとは、スパイカーに向けてボールをセットアップする選手です。
そんなセッターの役割は、ゲームメイクをすることです。
セッターは試合中でもっともボールに触れる回数が多く、チームの花形ともいえるポジションになります。
求めれることが多く大変なポジションですが、その反面で達成感もあるのが特徴です。
セッターの求められるスキルなど詳細については下記の記事で紹介しているので、気になる方は参考にしてみて下さい。
ローテーションとフォーメーションについて
バレーボールの試合になると、レシーブやトス、スパイクといった基礎的なプレーのほかに”ローテーション”や”フォーメーション”といったチームとしての動きが必要になってきます。
この動きが分かっていないと、チームとしてのまとまりが崩れたり、反則となり相手チームに得点を与えてしまう場合もあります。
ここでは、試合中に必要な動作であるローテーションとフォーメーションについて紹介します。
ローテーションとは
バレーボールおけるローテーションとは、時計回りにコート内のポジションを一つ位置を移動することです。※図1参照
ローテーションをするタイミングとしては、相手からサーブ権を取った時に行います。
文章だけだと難しいイメージがありますが、実際に動いて確認してみたり、図を見ながら確認すると理解しやすいですよ!
図1. ローテーションイメージ
フォーメーションとは
ローテーションと併せて覚える必要があるのが、フォーメーションです。
フォーメーションとは、自分のチームの守備体系のことです。
試合中はローテーションによって、自分のポジションが動いていくためライトポジションの選手だとしてもレフトのポジションにいる状況もあります。
初心者の人はフォーメーション=「元々の守備位置に戻るための動作」だと思っていただければ大丈夫です。
フォーメーションを組むタイミングですが、基本的には最初のラリーにて自分のコートから相手のコートにボールが移った時です。
パターンは下記の2種類になります。
パターン1:サーブ権がある場合
サーブがネットを超えてからフォーメーションを組む
パターン2:サーブ権が相手にある場合
自分のチームから相手コートにボールが返った時にフォーメーションを組む。
フォーメーションについては、バレーボール競技の中でもかなり奥が深い分野です。
ローテーションとフォーメーションについて詳細について知りたいという人は、下記の記事にて説明していますので参考にしてみて下さい。
試合を決めるターニングポイントを解説
バレーボールの試合の中では、ターニングポイントとなりやすい場面があります。
このポイントを知っていると、”試合の流れ”を相手に渡すことなく試合を有利に進めることができます。
そこで重要になってくるのが、「ブレイク」と「サイドアウト」です。
初めて聞くという人も多いかと思いますので、ここではブレイクとサイドアウトについて紹介します。
ブレイクとは
バレーボールにおけるブレイクとは、サーブ権があるチームがラリーを制し連続得点を取ることです。
なぜ”ブレイク”が大切なのか説明すると、バレーボールにおいてサーブ権のあるチームの方が少し不利になるため、ブレイクを取ることでチームに良い流れが入りやすくなります。
すなわち、自分のチームの流れを呼び込むために重要なのがブレイクになります。
サイドアウトとは
バレーボールにおけるサイドアウトとは、サーブレシーブ側のチームがラリーを制し得点を取ることです。
バレーボールにおいて流れを渡さないためには連続得点を与えないことが大切になるため、早めにサイドアウトを取ることで流れを渡しにくくなります。
すなわち、相手のチームの流れを断ち切るために重要なのがサイドアウトになります。
ブレイクとサイドアウトについて詳しくは下記の記事でも紹介していますので、もっと知りたいという人は下記の記事を参考にしてみて下さい。
ステップアップした次のステージには
最後になりますが、中学校ー高校ー大学ー社会人とバレーを続けていくと各ステップがあり、周りの選手の技術が高くなるほかに環境も大きく変わってきます。
ここでは最も環境の変化が大きい、中学校から高校のバレー環境の変化について紹介していきます。
中学バレーと高校バレーの違い
中学校でバレーをしていた人の中には、高校でもバレーを続けたいと思っている人もいるのではないでしょうか?
中学校から高校へのステップアップがバレー環境が大きく変わります。
一つは、バレーネットの高さが変わります。
中学校では男子の場合、2m30cmですが高校生になると2m40cmになります。
中学校女子の場合は2m15cmですが、高校女子になると2m20cmになります。
数字だけ見るとたかが5cm・10cmと思うかもしれませんが、実際に体験すると大きな違いと感じる人は多いのではないでしょうか。
二つ目は、使用するボールの大きさが変わります。
中学校では4号球を使用しますが、高校では5号球になります。
使用するボールが変わることで、初めは感覚が異なるため苦戦しますが、2~3日ほどで慣れてくる人が多いです。
4号球は中学校のみで使われるため心配はありませんが、5号球になれると4号球でバレーをするのが困難になります(笑)。
中学校と高校のバレー環境の変化については下記の記事でも紹介していますので、参考にしてみて下さい。
まとめ
今回は、これからバレーボールを始めようと考えている人に向けて、バレー用具の準備や覚えるべきことなど順を追って紹介させていただきました。
紹介したことが全てではないため、ご参考程度に見ていただけたら幸いです。
バレーボールの一つの魅力は、初期費用が低く抑えられて手軽に始められるということです。
小学生から始めるのも良し、社会人になってからやシニアになっても続けられるスポーツの一種ですので、体を動かしたいと感じてる人は初めてみるのも良い経験になると思いますよ!
以上になります。
この記事を読んで何か抱えている問題や課題解決きっかけとなれば嬉しいです!